相続手続を円滑に進めるために

ほとんどの方にとって相続手続はあまり経験したことのないものであり、それゆえに必要以上に時間がかかったり、余計な労力を費やしたりして疲れきってしまうことがあります。

 

ですから、実際にあれこれ動く前に経験者や行政書士などの専門家からのアドバイスを得ておくのは賢い方法です。宇土市の行政書士事務所

 

ここではなるべく負担を減らし、またスムーズに手続を進めるための幾つかのコツをお伝えしたいと思います。

 

・必要な手続の一覧表を作成する

 

どのような手続が必要かは個々の状況によって異なってきます。

そこで、まずは自分たちの場合に必要な手続を書き出してみま

しょう。

 

そしてそれら手続の窓口や必要な書類等まで分かればあわせて記

載しておきます。

 

このようにすることで効率よく書類が集められたり、手続の漏れを

減らすことができます。

 

例えば、印鑑証明書が必要な場合も全体で何枚必要となるかが

分かっていれば、その都度取りに行かずとも一度に必要な枚数を

取得しておくことができます。

 

・同じ役所でできることはできるだけ一度に済ませておく

 

例えば、相続では市町村役場で取得するさまざまな証明書が

必要になってきますし、死亡後の手続として市町村役場で行

なう必要のあるものがあります。

 

具体的には、戸籍謄本や住民票の取得、固定資産税評価額

証明書の取得、印鑑証明書の取得、年金や健康保険関係の

手続などがあります。

 

これら手続も事前によく計画を立て準備してから行くならば何度

も通わずとも一度であるい少ない回数で済ませることができる

ことでしょう。

 

・電話やFAX、郵便を活用する

 

例えば、必要な書類を確認するためにわざわざ役所や金融機関

などに出向くと大変です。

 

そのような時は電話で尋ねて、必要な書類の一覧表をFAXで

送ってもらえば時間が大幅に節約できます。

 

提出の時だけ出向けばよいのです。あるいは、提出も郵送で行

なえるなら郵送で行ないましょう。

 

特にこれらは戸籍謄本を請求する時にぜひ利用したい事柄です。

戸籍謄本は本籍地でしか取得できませんが、相続では死亡時の

戸籍謄本だけでなく、以前に本籍地のあったところの戸籍謄本

も必要となってきます。

 

もし以前本籍のあったところが遠方であるなら、わざわざそこへ

取りに行くのではなく、あらかじめ連絡しておいて郵送で送って

もらうことができます。

 

・コピーでよいところはコピーを提出する

 

特に名義変更等の手続では同じ書類が何度も必要となることが

あります。

 

例えば亡くなった方の出生から死亡時までの戸籍謄本や相続人

の現在の戸籍謄本は不動産、預貯金口座、有価証券、自動車

などほとんどの手続で必要となります。

 

しかし、それらの手続の都度戸籍謄本類を取得して提出していた

のでは費用も時間も大変なものになってしまいます。

 

実は、ほとんどの窓口では原本ではなくコピーを提出すればそれ

で間に合うのです。

 

しかし、コチラが何も言わなければそのまま原本を受け取って返し

てくれないところも少なくありません。

 

それで提出する時には、「他の手続で使用するので原本は返却

してほしい」と伝えておくようにしましょう。

 

・遺産分割協議は資料などをよく準備してから行なう

 

相続手続の中でも遺産分割協議は特によく準備して行なうべき

部分です。

 

ここでつまずくと相続手続全体がストップしてしまうことになります。

 

では、どんな準備を行なっておくとよいでしょうか?

 

話し合いの材料となる資料を集めたり、作成しておくことです。